高齢者の収納は「隠す」より「見える」が正解?80代のお客様宅で収納を見直しました
定期的にお伺いしている、80代のお客様のお宅へ行ってきました。
以前、収納の中に何が入っているか分かりやすいように、
引き出しや扉にラベルを貼りました。
「ここにはタオル」
「ここには洗剤」
「ここには日用品のストック」
このように文字で分かるようにしておけば、必要な物を探しやすくなり
同じ物を何度も買ってしまうことも減ると思っていました。
ところが、しばらくすると同じ物が増えてしまう結果に。
ラベルが貼ってあっても、扉を開けないと中身は見えません。
お客様にとっては、目の前に見えていない物は「家にない物」と
同じような感覚になってしまうようでした。
高齢者の収納は「見た目のスッキリ」だけでは管理しにくいことも
片付けというと、物を収納の中にしまい、
見えない状態にすることが正解だと思われがちです。
もちろん、扉を閉めればお部屋はスッキリします。
ですが、収納方法は人によって合う・合わないがあります。
特に年齢を重ねると、ラベルを読むよりも実際に中に入っている物が
パッと見えたほうが分かりやすい場合もあります。
今回は収納の扉を外しました
今回は思い切って、収納の扉を取り外しました。
中に何が入っているか、ひと目で分かるようにするためです。
洗剤のストックや日用品などが見えることで、
「まだ残っているから、今回は買わなくて大丈夫」
と判断しやすくなります。
見た目を整えることも大切ですが、
毎日の暮らしで無理なく管理できることは、もっと大切です。
その方に合った収納の仕組みを探す
一度作った収納の仕組みが、ずっと正解とは限りません。
使いにくそうであれば、見直してみる。
それでも難しければ、また違う方法を試してみる。
片付けは、その繰り返しです。
今回の「扉を外して見える収納にする」という方法で、
少しでも管理しやすくなれば嬉しいです。
高齢のご家族が同じ物を何度も買ってしまう場合は、
収納の中に隠しすぎていないか、一度確認してみるのもおすすめです。
「きれいに隠す収納」よりも、「本人が分かりやすい収納」。
その方の暮らしに合った仕組みを作ることが、
無理なく片付いた状態を保つポイントです。

