疲れ切っている人のキッチンに多いものは?片付けから始める、身体を整える暮らし
「最近、なんとなく疲れが取れない」
「料理をする気力がなくて、簡単なもので済ませてしまう」
そんなときは、キッチンの中を少し見直してみませんか?
疲れがたまっているご家庭のキッチンでは、レトルト食品、インスタントラーメン、
菓子パン、お菓子、甘い飲料水などが増えていることがあります。
もちろん、これらの食品が悪いわけではありません。
忙しい日の助けになりますし、
料理をする余裕がない日に無理をする必要もありません。
ただ、手軽な食品だけで食事を済ませる日が続くと、
身体に必要な栄養が偏りやすくなります。
疲れているから、簡単な食品が増えていく
疲れていると、献立を考えるのも大変です。
冷蔵庫に食材があっても、奥に何が入っているのか分からない。
調理台には物が置かれていて、すぐに料理を始められない。
使いたい食材が見つからない。
このような状態では、料理のハードルがさらに高くなります。
すると、すぐに食べられる菓子パンやカップ麺、
甘い飲み物に手が伸びやすくなります。
「きちんと料理をしなければ」と思うほど疲れてしまうこともありますが、
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは、料理を頑張る前にキッチンを使いやすくすることから始めてみましょう。
分子栄養学の視点で考える、疲れやすい食事
分子栄養学では、身体は食べたものを材料にして作られていると考えます。
ただ食べればよいというわけではなく、食べたものがきちんと消化され、
必要な栄養が吸収されて、初めて身体の中で役立ちます。
忙しい日が続くと、菓子パン、甘い飲み物、インスタント食品だけで
食事を済ませてしまうこともあります。
一時的にお腹は満たされますが、
それだけでは身体に必要な栄養が不足しやすくなります。
特に、甘い飲み物やお菓子などを空腹時に取ると血糖値が急に上がりやすく、
その後にだるさや眠気を感じることもあります。
食事を整えるといっても、毎日手作りの料理を何品も作る必要はありません。
例えば、こんな簡単な組み合わせでも大丈夫です。
- おにぎりに、納豆と即席のお味噌汁をプラスする
- 菓子パンだけではなく、ヨーグルトやゆで卵を添える
- レトルトカレーに、冷凍野菜やサラダを追加する
- インスタントラーメンに、卵や冷凍ほうれん草を加える
- 甘い飲料水を毎回飲まず、お茶や水を選ぶ回数を少し増やす
全部を変えるのではなく、何かをひとつ足すだけでも十分です。
徐々にバランス良い食事にしていきましょう。
キッチンを整えると、選ぶものも変わりやすい
冷蔵庫の中が見やすく、調理台にすぐ使えるスペースがあるだけで、
「何か作ろうかな」と思いやすくなります。
反対に、物が多く食材が奥に埋もれていると、
簡単に食べられるものだけで済ませたくなることもあります。
キッチンを整えることは、
頑張らなくても身体にやさしい選択がしやすくなる環境をつくること。
まずは、次の3つから始めてみてください。
1. 賞味期限が切れた食品を手放す
冷蔵庫や食品庫にあるものを、一度すべて確認します。
「いつか食べるかも」と思って残している食品が多いと、
今使えるものが分かりにくくなります。
2. すぐに食べられる食品をまとめる
レトルト食品やインスタント食品は、無理に捨てなくても大丈夫です。
一か所にまとめておくと、在庫が増えすぎるのを防ぎやすくなります。
3. 身体を助ける食品も、見える場所に置く
納豆、豆腐、卵、ヨーグルト、冷凍野菜、缶詰、海藻、即席のお味噌汁など、
手軽に使える食品を準備しておくと安心です。
疲れているときは、奥にしまい込んだ食品より目に入りやすい食品を選びがちです。
だからこそ、キッチンの収納も身体を整えるための仕組みのひとつになります。
片付けは、自分を責めるためではなく休ませるために
疲れ切っているときに必要なのは、
頑張って完璧な食生活に変えることではありません。
「少しラクに食べられるようにするには、どうしたらいいかな?」
そんな視点で、キッチンを見直してみてください。
調理台の上を少し空ける。
冷蔵庫の中を見やすくする。
簡単に食べられる食材を用意する。
小さな片付けが、毎日の食事を変えるきっかけになります。
キッチンを整えることは、身体と暮らしをやさしく整える第一歩です。

