84歳でも前向きに取り組む姿が本当にすごい
今回サポートしている方は84歳。
正直に言うと、体力的にも判断力的にも、
片付けは簡単ではありません。
それでも
「今のうちに整えておきたい」
「子どもに迷惑をかけたくない」
そういう想いで、一歩ずつ進まれています。
この姿を見ていて感じるのは、
片付けに年齢は関係ないということ。
ただし、大きな課題もありました。
それは
物の量がとても多いこと。
・同じものを何個も買ってしまう
・どこに何があるかわからない
という状態です。
例えば、
洗剤や日用品がいくつもストックされていたり、
似たような物、同じ物が何個も出てきたり。
これは決して珍しいことではなく、
ご高齢の方にはよくあるケースです。
なぜ同じものを買ってしまうのか?
今回のサポートの中で多く見られたのが、
「同じものを何度も買ってしまう」という状況でした。
実はこれには、大きく2つの理由があります。
① 不安からくる“多めの備え”
まず一つ目は「不安」です。
・なくなったら困る
・買いに行けなくなったらどうしよう
・今のうちに備えておきたい
特にご高齢になると、体力や移動の負担もあるため、
「今のうちに持っておこう」という気持ちが強くなります。
これは決して悪いことではなく、
自分の生活を守るための自然な行動です。
ただ、その“安心のための行動”が、
結果として物を増やしてしまう原因にもなってしまいます。
② 物が多すぎて“持っていることを忘れる”
もう一つの理由は、
物の量が多すぎることです。
・どこに何があるか分からない
・同じ種類の物がバラバラに置かれている
・収納の中が見えない状態になっている
こうなると、
「家にあるかどうか分からない」状態になります。
そして外出先で
「なかった気がするから買っておこう」となり、
結果的に同じものが増えていく。
つまり、
不安 × 見えない収納(把握できない状態)
この2つが重なることで、
“重複買い”が起きてしまうのです。
今回のサポートで一番大切にしたのは
何が・どこに・どれくらいあるかを分かるようにすること。
具体的には
・物の定位置を決める
・同じ種類の物は1ヶ所にまとめる
・ストックの量を決める
・一目でわかる収納にする
これを徹底しました。
するとどうなるか?
「探さない」
「重複して買わない」
「安心できる」
この状態が自然に作られていきます。
今回の片付けで、もう一つ大切にしている視点があります。
それは
災害時にすぐ逃げられるかどうかです。
・通路に物がないか
・つまずく場所はないか
・すぐに外へ出られるか
特にご高齢の方にとっては、
「動線の確保」は命に関わる重要なポイントです。
だからこそ今後は
・物を減らしていく
・床に物を置かない
・移動しやすい空間にする
という方向で整えていきます。
片付けというと、
「キレイにすること」に目がいきがちですが
本当の目的は、安心して暮らせることです。
・どこに何があるか分かる安心
・転ばない安心
・いざという時に動ける安心
この積み重ねが、
暮らしの質を大きく変えていきます。
84歳でも、一歩ずつ進めば確実に変わっていきます。
大切なのは完璧を目指すことではなく
「できることから少しずつ」
そして、
一人で頑張らなくても大丈夫です。
その方のペースに合わせて進めることで、
無理なく、安心して整えていくことができます。
片付けは、単なる作業ではなく
これからの人生を安心して過ごすための準備です。
これからも、お客様のペースを大切にしながら、
「安心して暮らせる空間づくり」
をサポートしていきたいと思います。
もし、「実家の片付けが気になる」
「親の物が増えて心配」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合った方法で、無理なく進めていきます。

